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● 華陽國志校補図注
現在、再びシリーズとして再開した華陽國志を参考に執筆している特産物シリーズだが、私が所有する華陽國志校補図注を読んでいて気がつくことが一つある。
それは任乃強氏による注釈の多さ、そして幅の広さだ。他の華陽國志を読んだことはないので比較はできないのだが、殊に現在読んでいる地方史に関する限り史記や漢書、水経注など多種多様な文献の引用、更にはジュラ紀や白亜紀の頃の地形からの考察など、正に華陽國志を巡る研究の集大成の感を受ける。一言でいえば、本文だけを読むのでは余りにもったいない。価値が半減以下になってしまう。 華陽國志なんてマイナーなのさ、なんて読む前は思っていたが、読み進めていくうちにその凄さに日々驚きを隠せなくなってくる。ネット上ではこの華陽国志に着目したサイトはあまりに少ない。三国志の英雄の一人である劉備や諸葛亮の本拠地であるにもかかわらず、どうして地理学的な方面に目が向かないんだろうか不思議でたまらない。戦争準備の基本は地理史研究にあるにもかかわらず、である。やっぱり華陽国志よりも三国志集解を読む方が、三国志ファンにとってはステータスなのかなぁ… |
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● 産経新聞
現在、産経新聞を試読している。試読期間が終わったらそのまま1年間の定期購読に移行するつもりである。今は読売新聞を購読している為、この期間に関しては読売の紙面と産経の紙面を比較することが可能だ(読売は今月で契約終了)。
まず気がつくのは読売新聞の紙面の多さだ(読売新聞:40面、産経新聞:32面)。ただ、記事の文字数に換算すれば両新聞に大きな違いがない。いや、若しかしたら産経新聞の方が多いと思われる。 何故か。 読売新聞は広告がやたら多いのだ。たとえば本日付の全面広告は読売新聞:11面、産経新聞:2面と開きがある。また、それ以外の紙面についても読売新聞は1/2〜1/3、産経新聞は1/3〜1/4と広告の占める割合が異なる。折り込みチラシの量についても読売新聞の方が産経新聞の倍以上。 これが何を意味するかは明白だ。 新聞社の利益は読者の購読料及び企業からの広告料だ。購読者層もさることながら、紙面における広告の割合を考慮すると産経新聞の資金力は相対的に低い。取材や記事執筆に割けるマンパワーも読売の方が上であることは容易に想像がつく。 だからこそ、ではないだろうが産経新聞の記事は努力の痕跡が見える。読売新聞はできるだけ多くのネタを詰め込もうとしているのに対し、産経新聞は掲載記事を絞り込んで解説や図解、表に紙面を割いている。元々世の中の情勢に機敏な人は読売新聞のような構成でも良いだろうが、私のように疎い人間は産経新聞のようにひとつの記事に対して手厚く解説してもらった方が嬉しい。 例えば今日の国際面では南アフリカの与党ANC(アフリカ民族会議)が内部分裂し、COPE(国民会議)が新しく結成されたと報じられた。読売新聞では与党分裂の経緯についてのみ書かれていたが、産経新聞では経緯に加えて部族間対立の問題も内包していると指摘。図解もしてあるため、南アフリカの政治情勢について理解がし易かった。 資金面の劣勢を記事の質でカバーしようとする(と、私が勝手に推測しているだけだが…)産経新聞は、他の大手新聞社と比べて好感が持てた次第である。
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